フルカワのあゆみ
戦後、私の祖父が八百屋を営み、その傍らで父が果物の専門店を始めたことがきっかけでした。フルーツショップフルカワとしては昭和45年の創業ですので、来年創業55年を迎えます。私は、東京の果物店「新宿高野」で勤務したのちに、彦根に戻り父の後を継ぎました。
こだわりの新鮮なフルーツ
青果物、特に果物では品質の差が見た目や味に顕著に表れやすく、同じ果物でも価格が倍以上異なることもあります。また、野菜と異なり、そのままの状態で口にすることが多いので、果物そのものの味が大事になってきます。当店に並ぶ果物の全ては週3回、早朝に京都市中央市場で仕入れたものです。
今シーズンおすすめのぶどうを例にとると(10月初旬取材)、粒が大きくみずみずしく糖度が高い名産地(山梨県や長野県産)のものを提供しています。仕入れの際には等級や階級はもちろん、産地、生産者名といった情報にも目を配り、いい商品をより豊富なラインナップで提供するように努めています。
愛され続けるお店作り
現在、店舗の運営は私と姉が行っており、日々、真心を込めて接客しています。ご来店いただくお客様のほとんどは個人の方々です。ご自宅用はもちろんですが、贈答用として購入される方も多くおられます。地域の皆様や、遠方にお住まいのご家族、ご友人に旬のフレッシュな果物をお届けするお手伝いをさせていただいております。
私がこだわって仕入れたものを購入されたお客様が、後日「美味しかった!」と感想を伝えてくださるのが何よりのやりがいです。ご来店された際のお客様の笑顔や会話からも元気をいただいております。
今後の目標について
果物の品質は気候に左右されます。今後も気候や出荷に関する情報を収集しながら、お客様にフレッシュな果物を提供し続けたいですね。また、加工品などの販売、いわゆる「パーラー系」にも手を広げ、若い方々を中心に老若男女、当店の「こだわりフルーツ」に興味を持っていただきたいと思っています。
ココがスゴい!
1年を通じてこだわりの旬な国産フルーツを提供し続けるフルーツショップフルカワ。今後はお正月に向けて色鮮やかなみかんが店内を彩ります。編集部の取材に笑顔で語る光男さんと、お客様と笑顔で接客する姉の篤子さんからフルーツショップフルカワの溢れる「フレッシュさ」を感じました!(編集部)
Web版限定!インタビューの続きと店内の様子をご紹介!
取材時には代表の光男さんに店内の様子について季節ごとのおすすめ果物の紹介を踏まえてご案内いただきました。
果物の「旬」について
今の季節(10月初旬は)やはりぶどうや柿、りんご・なしといった果物が非常にフレッシュでおいしいですね。ぶどうは名産地である山梨県や長野県産のものを提供しています。
今日は3種類(シャインマスカット、クイーンルージュ、長野パープル)のフレッシュなぶどうを店内に並べています。ご自宅用、贈答用にピッタリです。
りんご・なしは青森県や長野県産のものが多いですね。大きさや品種が違う様々なものを揃えており、お客様から好評いただいております。柿に関しても数種類並べており、甘味や渋み、柔らかさ等、召し上がられるお客様によって求められるものが違うので、お勧めできるものを選りすぐり、販売しています。
寒い日に食べたい!冬シーズンのおすすめ果物について
冬のおすすめは何といってもイチゴやみかんですね。イチゴは全国各地で様々な品種が作られています。当店では福岡県の「あまおう」や和歌山県の「まり姫」をラインナップとして取り入れています。寒い季節がメインの果物ですので是非旬のうちに召し上がっていただきたいですね。
みかんも寒い季節を代表する果物です。和歌山県のものが多く、ばら売りからケース売りまで幅広く販売規格を設けています。この冬ぜひ召し上がっていただきたいです。
年間を通じて
定番な果物である「もも」は現在センサーにより糖度や熟度が計測されているものがあります。名産地のものを取り入れ提供するようにしています。「メロン」については季節に合わせて仕入先が北上していきます。より良いものを提供するようにしています。
日々市場に出向き、自ら果物を見て選びお客様に提供することにやりがいを持っています!
年間を通じてフレッシュな果物を提供するフルーツショップフルカワ様の今後に注目したいですね!
(編集部)